最近、海鮮のおいしいお店を発見し、たまに家族で通っていますが、そこのカキフライで下唇を大やけどしてしまいました(汗)
唇の皮がビロビロに剥げて、いかりや長介(古っ!)並みに腫れました(涙)
皆さん、カキフライの中から突然飛び出る危険うま味汁には十分注意しましょう!
話は変わりますが、今回のテーマは 『キャンサースクリーニング』です。
キャンサースクリーニング(がん検診)
キャンサーとは何かというと日本語で言うとズバリ「 癌(がん)」の事です。
スクリーニングは 「ふるいにかける、選別する」とかの意味なので、要は
がん検診ということになります。
何年か前、ビートたけしの医療系の特番で、「こんなに怖い 口腔がん あなたは気付いてない~??(タイトル不明)」みたいなのをやっていました。
その当時 私は勤務医をしておりましたが、放送後、「私 癌じゃないですか??」と心配された患者さんが殺到したのを覚えています。
その時は幸い癌の方はいらっしゃらなかったので一安心でした。
舌癌・前癌病変の疑いの患者さんが来院
ただ実は 開業してたった半年ですが、舌癌の方が1人、前癌病変の疑い2人見つかっています。
ちなみに前癌病変とは「正常な組織と比較して明らかに癌が発生しやすい形態的な変化を伴う組織」です。
口腔内では 白板症や紅斑症などがそれにあたります。
見た目で良く似ているものとして 例えば「カンジダ」とかが有名ですが、これはカビの一種で、ガーゼとかで白色に変化したところが取れる(ぬぐえる)のが特徴です。
そういった類似の病変や、良性腫瘍と比較して、明らかにおかしい状態(異形成)等を発見するのがスクリーニングです。
良性であるという確信を得るために検査が必要
もちろん良性である確率の方が多いのですが、「良性である」という確信を得るために鑑別診断は必要となるわけです。
当医院では、見た目や形、硬さなどで判断し、癌もしくは前癌病変の疑いがある場合は精密検査をするように勧めております。
そういえば私も先日 お世話になっている「T耳鼻科」さんに喉が痛くて受診したところ、「ノドボトケの下辺りに おでき(腫瘍?)みたいなのありますよ~」って言われました(汗)
おそらく一時的なモノらしいのですが、最終ジャッジは4月初めにまた検査する必要があるみたいです。あ~怖っ!
喫煙者は何倍も癌のリスクが上がるようなので、本当にタバコ吸ってなくて良かったな~と思いますが、癌でない事を祈るのみです。
専門機関と連携し確定診断を依頼できる体制
ちなみにアメリカではキャンサースクリーニングは常識で、歯科医師だけでなく、歯科衛生士がを行う場合もあると聞いた事があります。
当医院では、専門的に検査している訳ではありませんが、粘膜や舌、歯肉に異常な変化があれば、専門機関と連携し、確定診断を依頼出来る体制を整えております。
今後、超高齢化社会を迎える日本ではキャンサースクリーニングは必須なのかもしれませんね。