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【歯がしみる!】歯の楔状欠損と知覚過敏

歯科治療/院長ブログ

やっと最近 花粉症から逃れてきたのですが、なんかムズムズするのは火山灰の影響でしょうかw

そういえば何日か前に、「大淀まごころ」さんという近所の介護施設の方が当院に来られました。

そこは以前、佐藤歯科天満橋クリニックさんがあった所でしたが、閉院され「大淀まごころ」さんが居ぬき開業されていたところです。

私も全く知らなかったのですが、その「大淀まごころ」さんの中に介護専門の歯科部門が4月から開設されるみたいで、ご挨拶に女性の歯科医さんがいらっしゃったのです。

私は訪問介護等の経験も少ないため今後の超高齢化社会にはとても有難く、今後当院からも介護の必要な方はご紹介しようと思います。

さて、今回は 『歯の楔状欠損』と『知覚過敏』について書きたいと思います。

楔状(くさびじょう)とは

まず楔状(くさびじょう)とは何かというと、「頭部が大きく、末端が平たくとがっている形」だそうです。

つまり、歯の表層に楔状の凹みがあったらそれを指します。

これは基本、虫歯が原因ではありません。

では犯人は(原因は)誰なんでしょう?

原因は歯ぎしり

私の遠い国家試験の記憶によると、歯ぎしりで物凄い力が歯にかかると、歯と歯茎の境目に力の応力が集中し、エナメル質に小さな亀裂が入り、そこから崩壊が始まるだったと思います。

これは例えるなら 『割りばし両側から力入れたら真ん中に亀裂が入る現象』と同じだと思います。

応力の中心が割れるので、歯の場合、応力が集中する場所が歯頚部(歯と歯ぐきの境目)という訳ですね!

こういう欠損がある方は根本的にはマウスピースを作って就寝される事をオススメします。

楔状欠損になると、冷水通や擦過痛(歯ブラシで擦ると痛む場合)も起きやすくなりますので気になる場合はお早目のご相談をお願いいたします。

欠損や虫歯がなくてもしみる場合は知覚過敏

それからこういった欠損や虫歯がなくてもしみる場合があり、それを『知覚過敏』といいます。

知覚過敏は、当医院でもかなりの数の患者様が悩んでいるよくある症状です。

例えば、硬い歯ブラシなどでゴシゴシ磨くと歯ぐきが退縮して敏感な根っこが露出して起こる事もあります。

どーでもいい話ですが(笑)私の場合は柑橘類を多く食べるとゾッとするような知覚過敏が起こります(汗)

知覚過敏の簡単な処置としては「歯科医院でシミ止めを塗る」のが良いでしょう。

ただ、現在のところ知覚過敏が劇的に改善する薬は無く(多分ですが…)症状を軽減する程度とお考えいただいた方が良いと思います。

その他の処置は、レジン(プラスチック)で欠損を埋めたり、他の部分から歯肉を移植するなどあります。

ただ歯肉移植とかは歯肉の形態に条件があったりするので、やらなくて済むのが一番ですね。

強く擦り過ぎたり、歯周病を放置したりしない

歯周病で歯肉周囲が破壊されたりしても知覚過敏が出ますので、強く擦り過ぎたり、歯周病を放置したりしない事が大切ですね!

何にせよ、人それぞれ個々の歯の特徴もありますので気になる方は一度ご相談されてください。

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