子供さんの歯科治療の注意点

宮崎市花山手で開業しております小坂歯科医院 院長の小坂です。

私が開業して約1年半経ちますが、患者様のカルテ番号がお陰様で、1000番を超えました。

誠にありがたい事でございます!

ただ最近、良いのか悪いのかわかりませんが、『予約とれにくいんやろ~?』とか言われる事ありますが、全然予約空いてますので(笑)

タレントHさんの舌癌ステージ4というニュース

ところで話は変わりますが、最近タレントのHさんが舌癌ステージ4というニュースを見ました。

もう少し早期発見が出来たら・・・と思うと歯科医師として、心がすごく痛みます。

いわゆる町医者と呼ばれる我々がこれらの疾患を事前に早期発見し、対策すべきであると改めてこのニュースを見て感じさせられました。

歯科医師過剰といわれる昨今ですが、キチンと診断出来る歯科医師を目指して頑張っていきたいと思います。

喫煙者の方は何倍も口腔癌の確率が上がりますので、その辺も注意喚起が必要ですね。

 

子供さんの歯科治療の注意点

さて、今回のブログのテーマは『子供さんの歯科治療の注意点』です。

私が歯科医になった遥か昔の新米だった頃、先輩歯科医師から『まず子供の治療で苦労するでぇ~』みたいな事を言われた記憶があります。

我々は歯科大を卒業、国家試験をクリアーし、歯科医師としてデビューする訳ですが、新米歯科医師はナカナカ仕事が・・・???(個人差ありますので自粛w 全ての職種においてもそう言えますが)

 

そんな状態?で、子供さんが大泣きしながら暴れたりすると、実は歯科医師の方が泣きそうになっている場合があります(笑)

↑!?

無理な対応は歯科恐怖症に!?

ただ、ここでお子さんにトラウマを与えるような対応をすると、下手すれば中高年になるまで引きずる場合があります(いわゆる歯科恐怖症)

私はお子さんが最初に出会う歯科医は、かなり重要で、その子の一生を左右する可能性があるとも考えています。

私の考える、トラウマを生まない対策として

①押さえつけない(ネットで縛るとか、羽交い絞めにするとか・・・)

※これはイメージです

②ほとんどの虫歯はキチンと表面麻酔をしてからしっかりと麻酔をする

(ケースバイケースですが、実は麻酔しないで削って痛みがあるのがトラウマの多くの原因。麻酔はゆっくり表面麻酔等で分かりにくいように行うとかなりのお子さんが大丈夫な事が多い)

※ただし、注射という言葉は使わない(しびれ薬等、言い換える)

③アニメのDVDなどを見せて治療から気をそらす

④治療中に出来るだけ褒める

⑤痛くないよ~怖くないよ~とか言わないようにする

(これはマイナスワードで痛い事や怖い事を逆に想像させる)

⑥出来ない時は練習を重ねて慣れていただく

⑦子供扱いしすぎない

(小さいお子さんだからといって適当に対応すると信頼は生まれないと考えております)

⑧上手に出来たらメチャ褒めてご褒美

(ガチャガチャやシール。現代っ子には物足りないかもしれませんが、それでいいんです!出来た事の達成感の形を作る事が大切。)

まあ上手くいかない事も正直ありますが、親御さんも、我々歯科医師も、それぞれお子さんのペースがありますから 焦らずやる事が大切ですね!

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