【開業その14】クリニック内部の細かなこだわり

 

前回のブログで設計や基礎について書きましたが、今回はもっと細かい内部について書きたいと思います。

おおよその設計が決まると、今度は床、壁、スロープ、屋根、木材など細かな材質を決めていかなければなりません。

決めるにあたって、私がお願いをしているイデア設計士さんは、とてもセンスが良く、経験も豊富なので基本的に全てお任せでも問題は無いと思います。

ですが、せっかく人生初の建築ですから材質を選ぶのも後悔しないようにやろうかな?と考えたわけです。

 

そこである日、イデア設計士さんにカタログ借して下さいとお願いしました。

カタログは実際の壁紙や床材がファインダーに閉じてあるのですが、一言で言うと『種類が多過ぎ!』でした。

多分何百種類です

私は割と即断即決のタイプと自分では思ってるんですが、こんなにあると選ぶのは大変です(汗)

とりあえず優柔不断じゃなくて?良かったw

とりあえず気になった材質のページを幾つかチェックして選ぶ事にしました。

今回、重要視したのは

①メンテナンスのし易さ

②傷や汚れがつきにくい

③オシャレ(出来れば北欧風)

④落下物(細かい道具など)が視認し易い

⑤建築との一体感

てなとこですか

まず床についてですが最近の技術は凄くて、私が選んだのはワックスがけが不要なメンテナンスの少ないタイプの床材です。

兄のアクア歯科は業者さんが入り、定期的にワックスがけをしています。

ワックスがけをするとピカピカしてとても綺麗なのですが、数日もすると光沢が失われますし、もちろん定期的なコストもかかります。

その点、ノンワックス素材は表面の質感が長期間失われず、さらに薬液などをこぼしてもサッと拭けばキレイになる優れた素材です。

さらに治療用の椅子は床を傷付けやすいのですが、それに耐えうる強度も備えています。

あとは歯科の道具は細かくて、床に落ちると発見ができなくなる様な物も多いので、それと区別できる視認性()も大切です。

今回は黒系をベースにグレーの2トーンにしました。

それともちろんオシャレで建築がごちゃごちゃしないデザイン性も必要となります。

いろいろ種類がありましたが床材はイデアさんのオススメの東レのノンワックスリュームという材質になりました。

次に壁紙ですが、これまた種類が豊富。

もし自宅の一軒家だったら色んな冒険をして、部屋ごとにテーマを決めてとか考えますが、ここは歯科医院。

清潔感とオシャレ感に自分のテイストを加味し、カタログにポストイットをつけて

重たいカタログを自宅に持ち帰り1週間検討しましたが、最終的にイデアさんのオススメになりました(笑)

自分の意見も大切ですが、設計士さんのセンスを信じる事も大切なのです。

ただ、レントゲン室、キッズルーム、カウンセリングルームの壁、二階の部屋のカーペットについては自分の意見を反映していただきました!

(ちなみに屋根素材とかはガリバリウム鋼板という材質で、これもメンテナンスが少ない物で塗装直しとかが要らない物)

建物が出来てみないとわかりませんが、これらの選択がバッチリ決まる事を祈って完成を楽しみにしています。

また出来上がったら写真アップしようと思います!

ある先生曰く

『歯科医院は3回位作らんと自分の理想通りの物は出来んよ!』らしいです。

それは無理…3回も建てるとか凄すぎやろ

つづく

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