歯周再生治療(リグロス)について
みなさんお久しぶりです。
宮崎市花山手で診療しております 小坂歯科医院の院長小坂です
最近ブログが滞っていましたが、理由(言い訳)としては 歯科衛生士学校の授業を担当していて時間が無かったためです(本当に!?)
周囲では続々とコロナの魔の手が押し寄せていますが、幸い当院では陽性者や濃厚接触者などは現在のところいません。
ただ、妊婦中の歯科衛生士が産科医の指導の下、現在1か月の休職中です。(感染の危険性を避けるためだそうです。確かに安全が一番!!)
そのため予約枠を入れづらくなっているので当面は患者様にもご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願い致します。
(※歯科衛生士さん絶賛大募集中ですw)
コロナで外出もままならない状態ですが、密を避け何とか暇つぶし?を模索しておりますが、最近行って面白かった所(マンボウ中ではありませんよ…)
フォレストアドベンチャー おおすみ
都城のすぐ隣、鹿児島との県境付近にあります
要は森で遊ぶアスレチックですね!
ロングジップスライドなんかもあります。
子供は大喜び!大人も楽しい!
是非オススメです!
さて、前置きが長くなりましたが、今回は歯周組織再生療法の「リグロス」という製品をご紹介したいと思います。
歯周組織再生療法の「リグロス」
以前のブログでは確か「エムドゲイン」という物を書いた記憶がありますが、それと類似した薬剤です。
要は歯周病で失った組織を再生させる可能性のある薬剤で、エムドゲインと違うのは「保険適応」というのが大きな違いです。
術式的には大きな違いはなく、基本的には病的組織や歯茎内部の歯石などを除去して、再生したい部分に塗布するという流れになります。
その他の再生療法と比較しても効果に有意差は少ない
ただ、「保険適応だと、効果が薄いのではないか?」と思われる方がいるかもしれません。
ところが、その他の再生療法と比較しても効果に有意差は少なく、現時点では有効な手段であると言われています。
また、歯周再生治療全般に言える事ですが、「適応症例」というものがあります。
どんなケースでも治るわけでは無く、垂直的な骨欠損が対応で、水平的な骨吸収は「適応外」といわれています
イメージで言うと深いコップのような縦に吸収した欠損は適応で、浅い皿みたいな欠損は困難な事が多いと言われています。
このような欠損がある場合は再生治療が可能な場合もありますので、気になる方は当医院にお問い合わせください。
費用は1万円前後(1本あたり、3割負担の場合)で可能です。
喫煙者や広範囲歯周病、重度糖尿病などの方は出来ない場合もありますのでご注意ください。
個人的には歯周再生治療が保険適応になるとは思っていなかったので、素晴らしい事だと思います。
ではまた次回はいつになる事やら・・・?