歯の詰め物を外れたままにすると・・・?
ようやく猛暑も落ち着き、少しずつ秋めいた季節になってきましたね。
今年は去年と打って変わってサンマが豊漁の様で嬉しい限りです。
秋は食材が美味しくなる季節なので、最近悩みの『肥満』には気を付けないといけませんね!
実は、開業してからというもの、殆ど休肝日も無くなりました(汗)
ストレスがぁ~なんて言い訳でいつも飲んでます(笑)
さて今回は、『脱離』について書こうと思います。
脱離という状況
『脱離』と言っても様々ですが、治療中の仮フタ、銀歯、セラミック、レジン脱離(プラスチック)、自分の歯が根っこごと抜けるw・・・などでしょうか。
銀歯など被せが外れる理由としては(私個人の意見ですが)
①もともと適合が悪い
(これはいけませんね!歯科医のテクニックを上げて、尚且つ上手な技工士の先生に作成してもらう事が重要です)
②銀歯の厚みが薄すぎる
(必要以上に歯を削らない方が勿論良いのですが、削らなさ過ぎても金属が薄く、たわんで脱離の原因になる事があります)
←?
③新たに銀歯の隙間に虫歯が出来る
(やはり日ごろのケアが大切!甘い物などを食べ過ぎないなどの生活習慣の改善も必要です)
④接着性の喪失
(接着自体がうまくいって無い場合もありますが、歯ぎしり等の強い持続的な力がかかる部位などは外れやすいかもです)
外れたままにすると・・・
①当然物が詰まりやすくなり歯周病や虫歯のリスクが高まる
②痛い、しみる等の症状が出る事がある
③残った歯質が欠けたり、最悪、根っこごと折れたりする
④噛み辛い、食べにくい
⑤そもそもかっこ悪い(笑)
などでしょうか。
ただ、銀歯とかよりも外れたら本当にマズイ場合は・・・
『根っこの治療中の仮フタ』です!!
これは外れたまま何か月も放置すると抜歯の可能性が飛躍的にアップします。
何故かというと、根の治療中は大きな穴が歯の真ん中に開いており、その中にどんどん物が詰まっていきます。
まさにスーパーの野菜詰め放題状態?です。
歯ブラシとか、うがいでも取れにくいため、かなりのスピードで根っこまでやられていきます。
しかも神経が無いため、痛みも無い場合は尚更厄介です。
そうして放置して膿が溜まったりすると,やがて痛くなり、ようやく重い腰をあげる事になるのですが・・・
そうなると、もう歯を抜歯するしか方法がない場合があります(恐!!)
私たちも『もう少し早く来ていただいてたら・・・』とか思う事が多々あります。
詰め物や被せ物が取れたら早く歯科医院で治療を
痛くないからと言って、途中で根っこの治療とか中断している方は、早めに受診される事をオススメします。
『痛くなったから仕方なく歯科医院に行く』ではなく、『トラブルが起きないように痛くなくても歯科医院に行く』習慣をつけましょう。