歯周安定期治療SPTとは?
皆様こんにちは 宮崎市花山手で開業しております小坂歯科医院の院長 小坂です。
以前、キャンプに行きたいとブログで書いていましたが、未だに行っておりません(笑)
道具は揃えたのですが、予約日に台風来たり、予約が取れなかったりでタイミングが合いませんでした。
そうこうするうちに寒い季節に突入し、初心者がいきなり冬キャンデビューというのもどうかと思うようになりました。
そこで今度、人任せ?のキャンプに行く事にしました。
『グランピング』って皆さんご存知でしょうか?
要は、元々立派なテントが設営してある施設に行って、ご飯も火おこしもしてもらい、ベッドや暖房設備も整った至れり尽くせりの自分では何もしないwキャンプ場?の事です。
11月に予約をしてますが、もちろん手ぶらです(笑)
キャンプ道具は倉庫に眠ったまま、おそらく来年から使う事でしょう(多分)
さて、今回の歯科のテーマですが、『SPT』についてお話したいと思います。
SPT(歯周安定期治療)
SPTとは、サポーティブ ペリオドンタル セラピーの頭文字をとったもので、日本語では『歯周安定期治療』というそうです。
歯周病は国民病といわれていますが、一度「中程度の歯周病」 になってしまうと慢性疾患なので、不安定な経過を辿る事が多い疾患といわれています。
「中程度の歯周病」というのは歯周ポケットという歯の周囲の歯ぐきの隙間が『4mm以上で、触ると出血したりする場合』を示します(※他にも条件あり、あくまで簡易的表現)
この「中程度の歯周病」になると、完治するのは理論的に難しいと言われていて、定期的に歯科医院で管理、清掃、病的症状の早期発見・早期治療が必要となります。
実は保険制度では、ただの口の中の健康診断やメインテナンス等の病気が無い方の清掃などは認められておりません。
しかし、「中程度の歯周病」の場合は基本的には「完治しない」病気なので、安定させるための継続的治療が必要になるわけです。
そういった患者様のためにSPTという制度が保険で認められた訳です。
髪が伸びたら散髪に行くのと同じで、歯ぐきが不安定になる前に定期的に歯石を取ったり、管理しましょう的な内容です。
歯周病は2~3か月でリバウンドしてくると言われていますので、当院では3か月に1回はSPTに来ていただくように推奨しております。
患者様の利点としては再診費用で出来るため、1回の治療費があまりかからない、来院したい間隔で清掃出来るなどのメリットがあり、歯周病の安定には不可欠と思われます。
歯周病が気になる方は、是非当医院で継続的管理をしていきましょう!!