歯周病や虫歯の抑制/歯科医院で行うクリーニング
最近、宮崎はようやく暖かくなってきましたが、皆さんどうお過ごしでしょうか?
実は先週の連休に用事があって車で熊本方面に行っていたのですが、全国的な寒波の影響で阿蘇方面は大雪の状態でした。
雪に弱い九州道(高速)は至る所で通行止めになっており「何でこんな時に熊本来ちゃったんだろう??」なんて考えていました。
高速以外はチェーン規制でしたが、宮崎人の私は当然、チェーンなど装備しておりませんでしたが、「こんなん普通タイヤで大丈夫やろう(笑)」位の気持ちで雪道を走り出しました。
その結果、皆様のご想像どおり、タイヤは空回りし、山の上で立ち往生w
今年一番焦りましたが、運よく近くのエネオスさん(神)が助けてくれました!
後でfacebookで知ったのですが、同じ宮崎市のY先生は、長崎で足止めを喰らい、もっと大変だったみたいです(汗)
特に宮崎とか鹿児島の皆さん、真冬に他県に行くときは注意しましょう!!何より無事で事故が無くて良かったです。
で、話は変わりますが、今回は歯のクリーニングについてです。
歯科衛生士による機械的歯面清掃/PMTC
当院ではPMTCというプログラムがあります。
これはプロフェッショナル(P)メカニカル(M)トゥース(T)クリーニング(C)の頭文字をとった呼び方で、歯科衛生士による機械的歯面清掃の事です。
これは専用のペーストや、専用の機械とチップなどを用いて歯ブラシで取り切れない歯面の着色や付着物を取り除くクリーニングの事です。
歯の表面には、お風呂の湯垢と一緒で、キチンと磨かなければ取れない「バイオフィルム」という菌の集まった膜が存在します。
丁寧に歯をクリーニング
歯と歯の間や歯茎の境目など1本1本を丁寧にクリーニングします。
やってもらうと、とても気持ちがよく、中には寝てしまう患者様もいらっしゃいます。
ただ、あまり研磨剤でゴシゴシ磨くと歯面に細かい傷が入ってしまうので、歯を極力傷付けないように、個々の歯に合ったペーストやチップを選んでいきます。
個々の歯牙に合わせたクリーニングが重要
歯が白くなっている部分を脱灰といいますが、虫歯ではありませんので、このような歯は特に気を付ける必要があります。
※白くなっている所が脱灰です
このような部分は磨き残しで表面のエナメル質が薄く溶けているだけです。
お子さんにも見られる事がありますが、絶対に研磨剤とかで傷付けてはいけません!
このような部分は再石灰化といって、白い部分が元に戻る可能性があるからです。
こういう場合は、そこを不用意に傷付けず、再石灰化を促すフッ素などを取り入れ、リナメルという専用ペーストでやさしくきれいにします。
要は、個々の歯牙に合わせたクリーニングが重要なのです。
日々のブラッシングと定期的なクリーニング
当医院では、このPMTCは保険外治療です(¥3,890~)が、時々やってもらうと歯周病や虫歯の抑制にも繋がりますし、ご自分で清掃し辛い部分に手が届くのでとても気持ちがいいと思いますよ!
ただ一番大切な事は、日々の徹底したブラッシングや食生活の改善、フッ素での予防などであり、あくまでも一つのオプションなので、あしからずご了承ください。
前回のブログでも書きましたが、ご自分の歯を生涯維持するためには、予防が重要なので、ご希望の方はまずご相談ください。